« 2008年11月 | メイン | 2009年1月 »

2008年12月 アーカイブ

2008年12月 1日

あふれだすばかり

人は、不安や哀しみが極限に達すると、妙に非現実的な事を考えたりして、
どうにかこうにか精神の均衡を保とうとするものだ。

先週末に父が入院したのだが、予断を許さない状態でありながら、私はふと、
自由に動ける体がある前提で、"1ヶ月入院したらなにが出来るだろう"と
考えた。1ヶ月限定。家にあるもろもろの誘惑に惑わされることもなく、
集中して創作行為が出来るかも知れない。なんだかわくわくした。
健康自慢の私は、入院というものを一度もしたことがない。

スミスニューベストを聴き始めた。
どうしても歌ってしまう。スミスは全然聴かない期間がどれだけ
あっても、すっかり歌えてしまうので困(らない)る。
しかも、歌わずにおれないのだ。あれ、また歌っちゃってるや、と気をつけて
みてもだめ。気がつけば大声で歌ってしまっている。(危険人物)

ライブバージョンがいくつかあるが、どのヴェニューで何月何日のなのか
ってのが出てこない。出てきてもおかしくない。いや、むしろパッと出てきて
然るべきだろう。スミスの音源なんてZEPの500万分の1もないぞ。
さすがにピールセッションは解るけど。何回も聴けば思い出すかな。

いい曲ばかりさ。

涙も溢れだすばかりさ。

おくやみコーナー:ラウドネスのドラマー・樋口さんが亡くなったそうだ。
著名な日本人ドラマーと云えば沼澤尚とそうるとうる、そしてこの人しか
浮かばない。謹んでお悔やみ申し上げます。

2008年12月 8日

じっさいに こんなおまつりは どこにも ありません
このCMがいいたいのは 炭のちからって腸凄いってこと
冷蔵庫には 炭のちからだ 脱臭炭

spibsm.jpg

釣りキチ三平には、たいそう魅力的な職業の方々が登場する。
炭焼き、木地師、マタギ・・・・・ (マタギはちょっと怖いけど)

釣りとは関係無いのに炭焼きの方法などが異常に詳しく説明されていて、
炭を焼いてみたい気持ちにさせられる。私ならきっとうまく炭を焼いて見せるぜ!!
的な何の根拠も裏付けもない自信まで沸いてくるのだ。
木地師もベリーアトラクティブな職業だと思う。こけしなどをこしらえる仕事であるが、
木も自らで切り出し、ひとつひとつが手作りである。ハワイカジキ釣り大会で三平君と
チームとなり、自分のクルーザーにLOVE FISH SANPEIなどと名付けてしまう
ロバートも日本にコケシドールを買い付けに来た。

(読んでないとまるきり意味がわからないと思いますが・・・・)


マタギも凄い。特に阿仁マタギ。釣りキチ三平には"阿仁の三四郎"という
マタギのお話があるが、どえらく面白い。釣り、全然関係ないけど。

そんなわけで、明日の父の手術がうまく行き、術後の経過もよく、一安心、と
なったら、来年の春ごろ私は、炭焼き、 こけし作り、 マタギ、 このみっつに
チャレンジしたいと思っている。

(マタギは無理でしょ、という皆さんの激しい突っ込みが聞こえてきました!)

2008年12月10日

葦と葦

心臓人工弁手術も難なく終えた父はICUに入った。

父の入院している我が市の総合病院は、心臓外科手術の症例数が
豊富で都内でも安心な病院であるのだが、手術の前日に医師団から
いろいろなリスクの説明や人工弁カタログなどの提示を受けた。
人工弁には生体弁と機械弁があり、まだ自然死するような歳ではない
人々は機械弁をつけるのが常套であるらしい。なんでも、生体弁は
数年後に胸を開いて取り替え作業が発生するのだそうだ。
(要するに、残された寿命によって生体弁がチョイスされる)
医師団は総勢5名ほどだったが、その説明中に居眠りをしている医師が
居た。外科部長と研修医だ。何故かムゥっとはせず、余裕を感じて
笑ってしまった。

6時間もの手術の後、すぐに移されたICUで麻酔の覚めぬ父をくだんの医師団が
囲んでいた。妙に和やかなムードである。家族サイドは緊張で数時間を
過ごしたというのに(だって心臓なんだぜ)、医師団は笑いあったりして
どえらく余裕だった。

医師A:"無事に手術は終わりましたよ。明後日くらいには一般病室に行けますよ"。
まきを:"本当ですか!"
医師A"なに、疑うの(笑)?"
まきを:"いやあ・・まあそういうわけでは・・・・"

執刀医(若者)は明るい笑顔で術式概要の写真を見せ、人工弁も快調に働いて
います、と云った。どれも心臓の血まみれじゃしんであったが、何故か私も
つられて笑みがこぼれた。"この弁がひらひらと血流をなめらかにするんですね!"

一方の父を観ると、管をありったけ付けて無惨な姿で手足を縛られている。
医師らが説明するには、麻酔をかけられて意識が混濁すると、口腔内に入って
いる酸素の管を引き抜いてしまうこともあるのだそうだ。
(こんな姿になって可哀想に・・・)と半ベソになるが、ふと医師団を見やれば
(フゥ、いいオペだったぜ・・・・)とでも云いたげな、相変わらずのキラキラした
朗らか笑顔である。

さすがに手術当日は全休させてもらったが、なかなか完全に会社を休むことは
出来ず、先々週末以来私は自宅と会社と病院を時間を3等分という感じで
行ったり来たりしている。弟も同じである。

今日、麻酔が覚めた父を見舞うため、ICU前で待機した。
そこにやってきた医師団のひとり(副院長)に声を掛けられた。

副院長:お父さん、元気だよ。
まきを:本当ですか!
副院長:本当だって。すっごい元気。
まきを:ありがとうございます!

次に、医師団のまた違う一人が現れた。

医師B:お父さんはお元気ですよ。
まきを:本当ですか!
医師B:この分じゃ早々に一般病室に移れますねえ。
まきを:ありがとうございます!

またしばらくして、医師団のなかの違う一人がやってきた。

医師C:お父さん、お元気そうですね。
まきを:なっ、本当ですか!
医師C:良かったですねえ。
まきを:ありがとうございます!

・・・・てか、どんだけ(略


ICUの父は体は確かに元気に動くし意識もあるが、麻酔効果がまだ残っているのか
記憶の一部(多分手術前後)が飛んでいるようだった。発言が支離滅裂なのだ。
今、父の脳内はどんな状態なのだろう。

なぜここに居るの?まだ帰れないの?もうすぐ終わるからちょっと待ってて!

医師団のお気楽な感じも夢幻の如く

私は傍らで呆然と立ち尽くしていた。

(つづく)

2008年12月15日

するめ

三平するめいかをゲットしたので記念に記す。

4+3.jpg

凄いぞ!この三平くんの獲物をよっちゃんが玉網で取り込まんと胸を
高鳴らせているシーンだ。

3+4.jpg

そして釣ったのは勿論、烏賊である!三平くんはごぼう抜きにしたので
よっちゃんも一安心の笑顔だ。

いや~参ったなあ。

ちなみに三平くんが烏賊を釣る話は本編には無いです。

三平するめいかを携えて、父を見舞った。
シュガーレスののど飴と、シュガーレスのガムを頼まれていたので、
不味そうな体に良さげなものを選んだ。

父:不味いね、この飴。
まきを:だって甘そうなのはいかんと思って。Dr.のど飴だって(笑笑笑)!!
父:どうせなら美味しいの買ってきて欲しかったのに。
まきを:こっちのガムはどう?(キシリトール)
父:こっちも美味しそうじゃないね。
まきを:だってくちが臭かったらナースらに嫌われるでしょ。
ところでこれみてよ!(三平するめいかをどっさり出す)
父:(笑笑笑)
まきを:すんごいでしょ!大人買いしたよ、そこのセブンで。
父:今なんかブームでも来てるの?
まきを:来てるんだよ!(私の中で)

父は麻酔が覚めた直後に2度ほど幻覚を観て暴れたが、その後は術後の
経過もばっちりで、あと10日くらいで退院出来そうです。
みんなの励ましと祈りのお陰だよ!!有難う!みんな!!(不特定多数)

しかし全身麻酔って怖いですね。

vanpeiyuicon.jpg 

ジョニーがオフィシャルで、またまたまたまたスミス再結成の噂を否定して
いますね。ちょっと前にデイリー・ミラーがなにかが報じていたが放置していた。
一体どこから出る噂なのか謎な記事だった。いまだに"マジ?!"みたいに
いちいち驚く人が居るのか?

えっ!スミス再結成すんの?!

・・・・な~んだ・・・・・デマか。

(一年後)

なっ、スミスとうとう再結成?!まじまじ?!

・・・・・・またデマ・・・・・・・・

(更に一年後)

もう信じないぞ!!!

という流れで、大体3年くらいで騙されなくなると思うね。

vanpeiyuicon.jpg

夕べはF1総集編を観ていたが途中で寝てしまった。
今日はチャロ、イタリア語、10分箱、10分箱という至福のNHK教育連発デー
であるから何としても起きていなくては・・・・・・

2008年12月21日

スウィートアンドテンダーフーリガン

まったくもって、病院という所は実に不愉快なところである。
父は、入院時はホテルのような個室(そこしか空いていなかった)に居て、
手術後は勿論一人部屋、その後二人部屋、現在は四人部屋と移ってきた。
(距離的には、段々とナース局から遠ざかるようである)

マキヲ:篤姫と風のガーデンの最終回は観れた?
父:この導眠剤のせいで観れなかった・・・・
マキヲ:まんまと導眠されたわけだ。
父:うん。
マキヲ:釣りキチ三平はどこまで読んだの?(貸している)
父:炭焼きの銀次のところに三平が一平竿を持ってきたところ。
マキヲ:まだ冒頭部分?(夜泣き谷の左膳イワナ)所でうちにある竿は和竿?
父:カーボンロッドだよ。
マキヲ:あのがまかつが?私にくれない?
父:あれ買ったとき、お母さん(亡くなった私の母である)に怒られたなあ。
毛バリ巻く道具も一式あるよ。
マキヲ:ちょうだい、ちょうだい。どこにあるの?押し入れの天袋?
父:説明しづらいな。探し物が下手くそなまみちゃんじゃあ一生解らないと
思うよ。(まみちゃんというのは私の幼名であるが、親というものは一生幼名で
子を呼ぶものである。そして私は探し物のへたっぴさには定評がある)

マキヲ:しかし隣のおやっさん(同室入院患者)は何故TVの音をあんなに
デカくしているの?
父:・・・・・・
マキヲ:五月蠅くないの?こちらはイヤホンで慎ましく観ているというのに。
父:・・・・・・
マキヲ:私ならとっくにブチ切れてるね。しかも、あの放屁!!
(しょっちゅう屁をぶっ放す音が異常に聞こえてくる)
父:まみちゃんなら一日と持たないだろうね・・・
マキヲ:さっき来たナースも、あれなに?あの横柄で陰険な態度・・・・
(毎度同じセリフを繰り返しているため、棒読みで甲高い声で一気にまくしたて、
父がすこし戸惑いなど見せるとあからさまにイライラした態度・・・・)
私なら、欲求不満を患者にぶつけるな!って云うね。
父:でも殺されたらいやじゃない。
マキヲ:(まあそうか)しかし、それほどまでにてめえの仕事が厭なら辞めればいい。
(私は"職場"に"プロ"じゃないやつが居るのが大嫌いなのだ)
父:ナース不足だからね・・・・・寒くなるからもう帰った方がいいよ。またね。
(要するに、これ以上暴言を吐かれるのが困るので追い返している)

私が云うまでもなく、一番しんどいのは父であるから、一日も早い退院を願う
ばかりである。(くだんの放屁とTV騒音の患者はめでたい事に月曜に退院する
そうだ。おめでとうございます)

morrissey01.jpg 

全く関係ないが、うちの父の体具合が悪化し始めて同時に、車の車庫入れが
下手になった、という話がある。父は同乗者の誰に聞いても運転のうまいドライバー
で、昔から家族を連れ回して走っていたためにナビなど不要(まああれが定着
したのはごく最近であるが)で裏道にも精通している。勿論、どんな難しい駐車
スペースにも一発で入れていた。これは息子(潤)に受け継がれている。
潤も勿論、駐車に自信と誇りを持っており、失敗するとなにやらどえらく落ち込んで
いる。こちらとしては別に一回くらい切り返せばいいじゃない、と思うが、本人に
すればプライドが許さないらしいのだ。その場から消えてしまいたいほどに
恥と思うらしい。

・・・この感じはなにかに似ているぞ。
そうだ、釣りキチ三平で釣った魚をバラしたときの釣り人の反応だ!
いろいろな人が"逃した魚は大きかった"的な大物をバラしているが、一様に
過剰なほど哀れな人として描かれている。特にかの変・・・いや魚紳さんは
ペソスである(私は"ざまあwwww魚紳さんwwwwwwとワロテしまうが)。
三平くんが、"ウワァ~惜しかったなや~"などとフォローしても、魚紳さんは
"フフフ・・・慰めはよしてくれ・・・・"と、リールをカリカリ巻きながらペソスたっぷりの
背中を見せるのだ。

この、

"いざというとき、だめだった"感の描写がこれ以上ないほどペソスである。

慰めなんて、欲しくない。

そういう世界が漢世界なのだろう。

2008年12月23日

いざ進めやキッチン 目指すはじゃがいも

チャロでのドレッドの死に、過呼吸になるほど号泣したが、
考えてみれば何故英語教育番組なんぞで泣かされにゃあならんのだ。
やめてくれ。英語どころの騒ぎじゃないぞ!
目が腫れてしまったじゃないか・・・。

(その後のイタリア語講座もその奇天烈っぷりに泣けた)

しかし大恐慌時代突入でクリスマスもへったくれもありませんね。
脳天気なイルミネーションを観てもサッパリこころが華やぎません。
だから、というわけじゃないんですけど、拙サイトもまったく
クリスマス情緒溢れていませんし、気分的にも乗りませんで
カードもこしらえませんでした。(そもそもクリスマスだ誕生日だ
正月だと浮かれたりスペシャルぶったりするのが苦手なもので)
まあ、なにでもない時にふと浮かれてみたり、日々の暮らしの中
唐突にスペッシャル日を特定したりでいいじゃないでしょうか。

・・・・え?めんどくさいからだろうって?

その通りさ・・・フフフ・・・・。

所で新年のニューズですが、映画の宣伝だろうけどなんと
1月13日深夜1:30から釣りキチ三平の放送がテレ東で始まるのです。
といって、あまり嬉しくないのは、このアニメの出来が酷いから
なんですね。作画崩壊も甚だしく、原作はまるきり無視。
当時の原作ファンは泣いただろうな・・・(矢口せんせいも)。
素晴らしいのは野沢雅子のトーホグ弁だけです。
深夜族でテレ東観れる方は一度観てみて下さい。OP/EDだけ観て
消していいです。

新年のニューズ、と云いながらマーニューズじゃなくて申し訳ない。

2008年12月27日

時の過ぎゆくままに

NHKで還暦ジュリーのライブ観てました。
ソングズの時よりは痩せていた・・・・
声量も申し分無いしなにより声が相変わらず良いですね。
しかし7時間80曲のライブって凄まじいですね。若者でもキツイよね。
ルースターズの下山淳が居たなあ。

kingratman.jpg

サイトトップでは早々と今年の営業終了ぽいコメントを。
私は昨日で仕事納め、今日は賀状つくりをしました。
賀状なので来年の干支っぽさを感じさせるものにしないといけないわけですが
(なのでジョニーは無関係です)どういうわけか絵もサッサと描き終え、
短時間で仕上がりました。頭の中でイメージングしていたものを楽に描けた、
という感じです。

年玉つき賀状を買ったのなんて何年ぶりだろう。
少数の運良く受け取った方々、厠にでも飾って下さい。怖いぞ!
皆さまからの賀状も諸手を広げてお待ちしております。

About 2008年12月

2008年12月にブログ「STRANGER THAN FICTION FOREVER」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2008年11月です。

次のアーカイブは2009年1月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。