メイン

ジョニー・マー夜話 アーカイブ

2007年1月25日

沈む船の船長

ジョニーのインタビューがなんとかという雑誌に載っているらしい。

http://www.harpmagazine.com/

愉快なお写真満載です。
オールを持っているコンセプトちっくなお写真が特におかしいです。

http://www.harpmagazine.com/articles/detail.cfm?article_id=5114
このページのMAKIO訳は、

http://www.makio-marr.org/jm/articles/harp.htm
こちらでどうぞ。

原文は、
http://harpmagazine.com/articles/detail.cfm?article_id=5113
こちらが完全版ですね。

この雑誌欲しいなあ。

私の訳は純粋なインタビュー部分のみで、インタビューアーが記している序文や記事は端折っています。例えば、なにもせずに子供とうろうろする毎日を送っていたジョニーに、細君アンジーが、

”どうしちゃったのよ一体”

と、突っ込むくだり。そこへ、運良くモデスト・アイザックから連絡があった。

何かが起こるのをじっと待ってる受け身のジョニー。
案ずるばかりで何も産まないジョニー。

沈むと解っていても乗らなきゃならない船が、男にはあるんだね。

2007年3月11日

モデスト・マー発売10日前に記すべき随想(長いよ)

夕べの随想で、私という偏屈野郎は、世間一般的に旬のバンドをタイムリーに
美味しくいただけない、という事を述べた。ついでに云うと、ジョニーが
関わらなければ、おそらくはモデストマウスというバンドに興味を持つ事自体
生涯無かったかも知れないという可能性も濃厚である。
大切なのは世間一般の旬よりマキヲ旬であるから、結局は世間一般旬はどうでも
いい、という話である。

殆どのマーファンの方々は、いまだに何故ジョニーがモデストマウスとかいう
アメリカン・インディーズなバンドに入ってしまったのか?という疑問を
なかなか払拭出来ずにいるだろう。もともとのモデストマウスのファンも、
何故ジョニー・マーとかいうイギリス人が入ってしまったのか?という
疑問を持っているはずだろうと思う。逆に、”やっぱりか。俺はマーは
モデストに入るべきだとここ5年ばかりずっと思っていたのさ”みたいな方が
居たなら是非ともフェイス・トゥ・フェイス&アイ・トゥ・アイでお話を
させて頂きたい。

私が思い出すに、モデストマウスとジョニーが一緒に記事となったのは、
もう2年以上前だったように思う。覚えているのは、ヒーラーズに行き詰まって
息抜き程度の仕事にTVプログラム用の音楽などに着手していた時で、多分モデスト
マウスも同プログラムに音楽を提供していたはずだ。今、その履歴をマーオフィから
探そうとしたら見つからない。(それよりジョニーがグレアムの後釜としてブラーに
入るみたいなニューズがあってちょっと笑った)今度は我がマーサイトのニューズ
ページをチェックしてみたらどうやら2004年の11月あたりだ。(マーオフィから
この辺の情報が消えていて奇妙に思うが)シェイムレスかペンドル・ウィッチか
忘れてしまった。だがそれは単なる偶然の関わりに過ぎない。

アイザック(ブロック)は、スミスファンではない。
ここが非常に重要である。彼が最初に聴いて好きになったジョニーのギターは
トーキング・ヘッズでのプレイだったとインタビューで語っている。
その後に色々とバンドメイトがコピーしているのを聴いたりして、
”ああアレがスミスの曲だったのかあ!”と思い出す事しきりだそうだ。
ジョニーという新たな血をバンドに入れる事によって、モデストマウスを
ダイナミックに変える必要があったとも語っている。

しかし、両人に全く共通する部分がないわけではない。
Under The Radar誌のインタビューで、アイザックは自分をポップ至上主義者
だと語り、ジョニー(云わずと知れたポップ至上主義)も彼を人が思う以上にずっと
ポップなやつ、と評したりしている。

要するにポップで弾けたふたりなのである。

アイザックは'75年生まれで、ジョニーより一回り以上も年少である。
音楽的な経験値も当然比例して低い。
にも関わらず、ジョニーのバンドでのポジションは明らかに彼と同等若しくは
下っ端と云っていいくらいだが、そのポジションに何より満足しているのは
他でもないジョニー自身であろう。新譜を聴けば、バンドとのお写真を観れば、
インタビューを読めば、PVを観れば、その事実が目の前にリアルな感触として
視聴者の五感を通して伝わるはずである。そこで初めて、”なんでジョニーが(略)?”
の???が全て吹き飛ぶだろう。(吹き飛ばない方々も居られるだろうけど)

ひとつ象徴的な繋がりとして、モデストマウスのシンボル”ハチドリ”が登場する。
ジョニー妻のアンジーが、ベースプレイヤーのエリックの刺青がハチドリだと気付いて
アナタも入れてみたら?と云うのだが、それは以前ジョニーが霊媒師に、彼の人生に
於いて極めて象徴的なものに”ハチドリ”が関わってくる、というお告げをアンジーが
覚えていて、当時ジョニーもギブソンのハミングバードを買って試してはみたものの、
全く良くなかった、というような事を彼に思い出させた。早速エリックにそのハチドリの
刺青について訊ねたところ、これはシングル”Float On”(いい曲です)のアートワーク
にも使われているし、モデストマウスというバンドの象徴でもある、というような話を
してくれたらしいのだ。ジョニーはずっと忘れていたハチドリがこんな所で符合した事に
驚いたという話である。

ミユキさん:(アイザックの腕のタトゥーを観て)こんな綺麗な刺青今まで観たことないなー。
ま:・・・ミユキさん、新譜ね、いろいろ考えさせられますよ。
ミ:ヤダヤダヤダヤダヤダ!!!何も考えずに聴きます!!!!
ま:そうですね、それいい考えですね。

そうだね、何も考えずに聴こうね。

†アマとHMVの
金額の違いに怯える。ヨーロッパ盤とUS盤の違いなのだろうが、
同じものが千円近く違うのは何故なんだ?とりあえず私はアマで頼んでおこう。
ソニーUSのサイトだとポストカードがくっついて来るらしいのだが、US在住じゃないと
オーダー出来ないのが辛いな。5月末発売予定の日本盤にもそういう
(ポストカードみたいなのが望ましい)ノベルティはついてくるのだろうかな。

ここにある、”Ocean Breathes Salty”のPVも可愛いので是非観て下さい。

2007年7月 9日

一流の溶接工

クラウデッドハウスの新譜を聴いて、改めてジョニーは職人だなと思った。
何を今更、と思われるかも知れないが、売れっ子の職人が日々
どのようなプレッシャーと闘っているのかと考えると、私は胸がキリキリと痛くなる。

アルバム”Time On Earth”収録のジョニーとニールの合作”Even A Child”は
職人魂が織り込まれた凄まじい曲だ。この曲で驚くのは、その仕上げの美しさである。

例えば、上等なシャツの縫製が優れているように、

そのシンプルなデザインが唯一無二であると気付かされるように、

ジョニーの仕事は美しく、独創的だ。

その細工と仕上げが極上であるからこそ、彼の元には仕事が引きも切らない。
そして、それこそが彼自身アーティスティックな葛藤に悩まされる所でもあるのだろうと
想像されるのだ。職人は、お得意様の欲しいものを即座に提供し、満足させる事が
第一であり、アーティスト・エゴはほどほどに抑えねばならない。

”Even A Child”という曲の話に戻るが、
私がこの曲で”やあ、ジョニーだなあ”と嬉しくなって笑みを浮かべてしまう部分は、
リフでもなければソロでもない。

継ぎ目の部分だ。疾走感と多様な展開を繋ぐ、その無数に存在する小さな繋ぎ目。
”Time On Earth”をお持ちの方は、”Even A Child”で是非その繋ぎ目を確かめながら
聴いて欲しい。

彼以上に素材と素材を美しくつなげて魅せる職人を私は知らない。

ジョニーは、
地味な作業に精魂込め、その精緻な美しい仕上がりに気付いたものは皆
溜息をつかずにはおれない、


一流の溶接工なのだ。

neil.jpg ニールとリアム

新しい扉絵は”いつもお世話になっております”のニール&リアム・フィン親子です。
ニール結構似てるよね。

てかリアム(笑笑)。つるっとしてれば男前なのに(笑)。
てか自分のバンドはどうしたのよ(笑)。

フツーに書いたTime On Earthご紹介文も是非どうぞ!

2007年7月10日

親子共演

引き続き”Even A Child”のお話で恐縮ですが
(どうもファーストシングルの”Don't Stop Now”をあまり好きじゃないようである)
時折聞こえる可愛い素敵な声のコーラスは誰なんだろう?とクレジットを観て、

”SONNY MARR - Backing Vocal”。

サニー・マー、バッキングボーカル!!!

娘じゃん(笑)!!

そう、ナイルのお姉ちゃんである!

これってまごう事なき親子共演じゃないの?

私は、ジョニーには絶対に親子共演だけはして欲しくないと、かねがね祈るような
気持ちで思っており、もしヒーラーズ新譜にナイルなどが参加していたらどうしようと
気が気でないのだ。勿論逆(ナイルの音源にジョニー参加)も然りだ。

決して親子共演そのものを悪いと云っているわけではない。

ジョニーにだけは、して欲しくないのだ。

安易な親子共演・・・・これほどジョニーに似つかわしくないシチュエーションは無い!

緊張感に満ち満ちた彼の音楽人生に、”親子共演”などという、牧歌的4文字は
あってはならぬ!!断じてしてくれるなよ!

・・・余所様のところでやるのは、まあ100歩譲って由とするか・・・

ジョニー愛娘のコーラスは本当に素晴らしいです。
一服の清涼剤のように、涼やかなお声・・・

ジョニーのギターが歌ったらこういう風なんだろうかと思わせられる。
(しかし、ナイルにしてもサニーにしても血は争えないなあ)

2007年7月11日

ジョニー・マー・スーパー・ダーク・ブルー!

はようせんと売り切れまっせ~!

温暖湿潤な日本の気候にもバッチリ

US分は速攻各サイズ売り切れたのに、何故UK分は売れ残っているのだろうか?

ジョニーファンは、いまやアメリカの方が多いのだろうか?

About ジョニー・マー夜話

ブログ「STRANGER THAN FICTION FOREVER」のカテゴリ「ジョニー・マー夜話」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のカテゴリはサイトにまつわる小話です。

次のカテゴリはマー以外の音楽話です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。