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マー以外の音楽話 アーカイブ

2007年1月28日

モデストマウスを激しく聴いてみる。

新譜がなかなか出そうもない。

それはそれとして、去年勢いで購入したモデストマウスの旧譜を
まる一日聴いた。アルバムタイトルは、”Lonesome Crowded West”で
97年リリース。ジャケット・アートはまあまあ・・・というか私には特筆すべき
点がない・・・アルバムタイトルにちなんでいるのかも知れないが。
お写真の一部はアイザック・ブロック本人が撮影しているらしい。
とりあえずアマのリンクを貼っておきますね。

”Lonesome Crowded West”

データに目を通すと、メンバーが現在の6人どころではないくらい
大所帯だった(笑)。確かにギターにダン・ガルッチという人物が
クレジットされている。この人が辞めたんですね。
HARPのお写真を観ると、アイザック以外のメンバーが全員ジョニーより
おやじに見えるなー。

聴きまくった結果、モデストマウスが非常に複雑な音楽である事を知った。
大所帯なのも納得である。
適当に聴いていた時は、酷く単純なものに思えたものだった。

要するに、”ヤル”連中だったわけだ。

やるじゃない、あんたたち。

ドラマチックな曲構成の中に盛り込まれた即興性というのかな。
とても柔軟で、ヘヴィなインプロ的要素が強いんですね。
勢いと胸キュンとトラウマが雑居状態で、うかうかしていると置いて
行かれます。

”Lonesome Crowded West”は傑作です。

その後のアルバムがどのような感じなのか解りませんが、
ジョニー加入後のライブ音源を聴くと、上記の”ロンサム”とはかなり
印象が違っています。モデストマウスを決定する重要なファクターとして、
アイザックの歌唱法があると思いますが、最新ライブ音源はその歌唱法が
ちょいと違っていたりするのです。

バンドのシンガーの歌唱法如何によって、全てのイメージが変わってきます。
アイザックは何を歌っても一緒なんですが、良くも悪しくもきっとこれが
彼の持ち味であり、魅力たる部分でもあるの事は容易に想像出来ます。
美しかったり軽妙で緩急あるメロディも、全部一本調子で突っ走る。
歌唱法が明らかにヒップホップとかメロコア、ハードコアパンク的な方法
なのですが、個人的に苦手な感じ、なわけです。

所が、ジョニー参加最新モデストライブ音源を聴く限り、この特徴が若干
薄まっているように思えるのです。つまり、メロディを歌っているという事。
”ちゃんと歌おう”をキープしている、というのでもないだろうから、自然と
そうなって行ったのかも知れないと思うのです。




HARPでのアイザックのインタビューを読んでも思ったが、モデストの新譜は
ジョニー参加による何かしらのケミカルな作用がだいぶんあるのではないか。
少なくとも、私はそれを期待している。

http://www.makio-marr.org/jm/articles/harp.htm#isaac
ジョニーのだけではナンなので、アイザックのインタビューも訳してみた。
なんだ、結構いいやつじゃん、などと思い至った次第である。

2007年2月 5日

ななこSOS

ブラーで検索されたら厭だから、タイトルをななこSOSにしておく。
・・・まあ、ななこSOSで検索されるのも厭なものだが、
コロコロポロンよりはマシだろう。(吾妻ひでおマニアック)

相変わらずブラーにぞっこん(死語)な私であるが、
マイ・ファースト・グレアムを貼ってみる。

grahamcoxon.jpg

見事に似ていないが(その為、絵に誰なのか名前を入れる必要があった)、
心から”これはグレアムだ”と念じれば似ていなくもないよ。
パーティ用鼻めがねを意識して描きました。

ようつべでブラーを漁っていたのですが、西田ひかる司会、小室哲哉出演の
奇妙な日本のTV番組に出ているブラーで大笑いした所です。
バグマンとコーシー&TVをパフォームしていました。
コーシー&TVは、ライブだととてつもなく棒なグレアムが愉快です。

全てのアルバムを一度気に死ぬほど聴いた私の、お気に入りブラーアルバムは
13とシンクタンクです。特に、13でのグレアムの演奏が好きなのです。
マキヲベストをこしらえたならば、きっとこの二枚ですぐに30曲は行くね。
特に、13ではバトルとトリム・トラブが好きです。シンクタンクではグッド、
キャラバン、スィートのソングシリーズ、そして

バッテリー・イン・ユア・レッグ。

大袈裟に聞こえるかも知れないが、この曲を聴いて、
”生きていて良かったなァ”と思った。生きていたらこんないいものを
聴けるんなら、この先も張り切って生きて行こうと真剣に思った。

(つづく)

2007年2月 7日

The Good, The Bad & The Ugly

デーモン・アルバーンとポール・シムノン(とその他)の、
”The Good, The Bad & The Queen”を購入した。
好もし過ぎて泣けた。シムノンと聴いてへぼい(失礼)ガレージっぽい
やつを適当に想像していたのだが、嬉しい誤算だった。
へぼくない。(いや、シムノンは・・・(略

荒涼とした寒々しい感触もありながら、ほんわかと
ぬくもりに包まれた人生劇場の旅路に引き込まれるようだ。

(私を惹き込むのが)うまいなあ・・・久々にシャッポ脱いだよ・・・

ギターはex.ヴァーヴで、デーモンにとってはセカンド・グレアム
みたいな存在らしい。まあシムノン・・・いや、このバンドは楽器どうの
とかは置いておき、楽曲の良さと世界観を味わう類のもの
だろうなあ。私としては実に、賛成の反対の反対なのだ。

†依然として
ブラー10周年記念22枚シングルボックスを欲しているのですが、
軽くアマゾンで調べてみたら、5万だの7万だのと、どんなコレクターズ
アイテムだよ、とめんたまが飛び出そうだったです。
e-bayだと、新品でも最高額65ポンドも出せば落札出来るのに。
(それでも高いと思って手が出ないのに)
”サンデー・サンデー”のシングルのジャケが、もろメガマックだったのに
笑いました。(こないだ食べました)

2007年2月 9日

がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻

*タイトルは、私が好きだったスーパーファミンコンのソフトです。

・・・では、前回のThe Good, The Bad & The Queen話の続きをしたい
のだがすまん。ほんと申し訳ない。

の前に、ちょとだけ、軽く、グレアム(コクソン)の話をしておく。

彼の曲で最初から最後まで、延々、ずっと、まるまる、腸楽しい曲がある。
ズバリ、”I Don't Wanna Go Out”である。
未聴の方々は一度お聴きになられると良いと強く思う。
私はこの曲の順番になると、お腹がよじれて仕様がありません。
そして、あまりのかっこよさにのけぞってしまったのは
”You Always Let Me Down”という曲で、筆舌に尽くしがたいほど
”うっひょお~おお!!かっちょいい~~!!!”。

そう、ブラー同様、”クールでキマッテル”的なものでは決してない。
この独特の滑稽味のあるかっちょよさ、実はグレアムの持ち味なんですよな。
反対に、暗い曲はとことん暗い。その有様たるや、
”死ぬのか?おい、死ぬんじゃないぞ!”と思わず声をかけずにはおれぬ。

彼ほど声質と楽曲と演奏が見事にぴったりと合ったミュージシャンは
そうそう居まいね。

じゃあグレアムとブラーの話はまたね!


†The Good, The Bad & The Queen
私はグレアムもさることながらデーモンも好きです。が、アルバム購入を
決めたのはそのジャケ写アートワークが気に入ったからでした。
絵と、タイトルのフォントというかロゴ具合が大変好みなのです。
中ジャケもいい絵がいっぱい。それだけで買ってヨカッタナア、と思って
しまう。(後ろから2ページ目の、うんこをしているはだかおやじの絵も良いです)



このアルバムは12曲収録だが、たった一曲50分弱の組曲だと思う。
全体に同じエフェクトがかけられているような統一感と融合感があり、
それによる演出効果は計り知れない。勿論シングルカットされるような
キャッチーさのある曲もあるが、私は、やはり1曲として12曲を聴く方が
よりアルバムの世界観を堪能出来るように思える。

ちなみに、個人的なクライマックスは”Three Changes”。
もともと変拍子の曲が好きなのだが、これはミックスの妙。
本当にうまく繋げてある。

2007年2月15日

13

13.jpg

13が死ぬほど好きなので、とうとう購入した。

”13の凄いやつ”を。

箱的なものに入っていて、ポスターがついている以外は何も
凄くないです。日本盤みたいに”I Got Law”も入ってません。

私は、13が胸が苦しくなる程に好きだ。
全曲素晴らしく思う。(ただちょっとテンダーが好きじゃないかも)
イッコ前のセルフタイトルアルバムと、13のこの果てしもない隔たりは一体
なんなんだろうと思う。勿論、そのオレンジ色のやつも好きな事この上も
ない上(意味不明)で申し上げ候。人生至る所にブラー此有り。
(好きすぎにより、またしても脳の具合が芳しくないようです)

2007年2月20日

ネタバレ上等人間

私は事前にネタがバレても全然平気です。
(要するに、勝負事などの勝敗やドラマのネタバレをされても一向に構わず
楽しめる、という事です)

†躁鬱病患者のピクシーズ
モデスト・マーの新曲を聴きまくっておりますが、アイザックの歌唱を聴いていると
どうもフランク・ブラックが思い浮かぶ。単純に、似ている。

私はピクシーズが好きです。
そして、たまに、フランク・ブラックは本当は物凄く歌がうまいんじゃないか、という
気がして仕様がなくなる。アイザック・ブロックにも同様の感じを覚える。

2-3作だけ取ってみても、モデストマウスはマキヲバンド順位的に、ピクシーズを
軽う~く超えてしまった。

今日は大マキヲバンド順位変動記念日とする。(”大”の位置が悩むな・・・)

んがしかし、モデストマウスとピクシーズだのフランク・ブラックだのと絡めて
書くことは今後一切しない事を誓う。ので、皆さんもただちに忘れて下さい。

2007年4月14日

マイ・ゲロニカ (マキヲテーマソング)

manics000.jpg
   ↑
この人誰なんですか(笑)?
痩せたね、ショーンもジェイムズ・ディーン・ブラッドフィールドも。
元画像はマニクスオフィサルサイトのここに有ります。

ガーディガンズのニナねえさんも一緒に描いたよ。
勿論見どころはニッ(略

モデストマー来日が白紙同然になった今(勿論来るかも知らんけど)、今年の
サマソニは”ようし行ってみよう”的な気力が失われ、やっぱフジにしとこかと
思っていた所なんですが、先だってのPSBとマニクス出演!というニューズを思い出した
(というか忘れるか?普通)のです。

jones.jpg
というわけで、本日はひとりマニクス祭り開催中です。新譜は5月発売(DVD付き)。
私が一番はじめに聴いたマニクスはセカンドの”ゴールド・アゲインスト・ザ・ソウル”で、
これまた当時の友だちからのもらい物でした。その後、いつものように1-2年寝かせて
いました。

そして、突然好きになるのがマキヲです。
いきなり猛烈にラブになり、毎日一枚づつアルバムを購入したっけ。
それほど前ではなく、さっき、とか昨日、と云ってもいいくらいほんの5年くらい前です。
一枚目は時が経っても全く好きになれず、(祭りはファースト除外)ライブでも
”ユー・ラブ・アス”は演らなくてもよいと思っています。
セカンドで一番好きな曲は”ノスタルジック・パスヘッド”なんですが、後半のソロが
可笑しくてもう大好きで今聴いても涙出ますね。

三枚目のホリー・バイボーはアルバム全体の雰囲気が異様で、不穏な雰囲気が
ビシビシ伝わって来るんですが、マニクスを一枚だけ選べと云われれば(そのような
状況は生涯まず無いであろうし、万が一云われたら”うるせい事を抜かすなよ、
(ファースト以外)全部だよ”とポライトリーに答えますが)このホリーバイボを手に
取ると思います。

・・・って、一枚一枚述べていたらキリが無い(原稿用紙100枚軽いよ)からやめておく。
膨大なアウトテイクも佳曲が多いしね。

マニクスも一枚ごとに違うアルバムを出してきますけど、どこを切ってもやっぱり
どうしようもなくマニクス。しかも、普通に居そうで唯一無二という仰天ミラクルバンド。

jones.jpg
ひとり祭りは効果覿面だな~。新譜も楽しみ!マニクス観に行くよ。

jones.jpg
ペットショップボーイズもフランボヤント聴きたいから行くよ!
(注:フランボヤントは演奏しません)

2010年4月22日

キヨマサもびつくり

Cathedral、伊藤ちゃん(政則)風に云うとキャシードラル、本人達風に云うと
カスィードゥラル、日本国内ではカテドラルと呼ばれるバンド、Cathedral。
このカシドラルの新譜が比類無き素晴らしさで毎日聴きっぱなしである。
カシドラルは音楽的カテゴリで云うとドゥーム/ストーナーに入れられるが、
往年のブリティッシュ・ロック大好きっこの私からすればブリティッシュ・ロックで
全く問題ない。普遍的なブリティッシュ・ロックに、ドゥーム・プログレ・サイケ成分が
多めに混じっているという感じです。

マー好きのみなさんはドゥーム、ストーナーロックなど聴かないと思われるので
説明すると、ドゥーム・ストーナーにもさらに色々カテゴリがあって、
スラッジと呼ばれるものやデザート(砂漠地帯)ロックなどと呼ばれるものがある。
デザートストーナーのいっとう有名なのはカイアス(Kyuss)だろうけども、
Queen Of The Stone Ageのジョシュ・オム、Unidaのジョン・ガルシアが居た
バンドである。なにしろ、ヘヴィな新しさを求める人等には人気があった。
あとはFu Manchuかなあ。私は乾いた感じがどうも好きになれませんでしたが。
スラッジ系はまさにハードコアパンクの流れ。MelvinsやThe Obsessedなどが
大人気だった。

ドゥーム/ストーナーの台頭は時期的にグランジとかぶるが、その音楽性の
ルーツの多くにブラック・サバスがあると思う。とは云え、サバスはそりゃあ
ヘヴィな曲もあるが、全アルバムを聴くとどえらく多様な音楽性を持っていて、
これも私から云わせるとただブリティッシュ・ロックと呼んでなんら問題はない。

カシドラルはコヴェントリー出身で、サイケやプログレハードなどのクラシック
ロックをベースにしたドゥームサウンドバンドであるが、浮遊していて、
湿っていて、暗く陰鬱で、そしてまた陽気で狂気でもある。しかし、なんと云っても、
ただひたすらに美しい。20年間変わらずに独自唯一無二の存在だ。
シンガーのリー・ドリアン(ストリクトなベジタリアン)はex.Napalm Deathですが、
カーカスのビル・スティアー(ストリクトなベジ(略)などネイパーム・デスは
優れたハードコア系人脈を沢山生んだんだよね。

兎に角、イヤーエイク(ノッティンガムのレーベル)のバンドを片っ端から
聴いていた。来日すると、片っ端から足を運んだ。イヤーエイクレコードは
玉石混淆ではあったが、私がもっともはまったレーベルだったと思う。
ファッションもセンターパーツのロングストレート(ミスター・ハビット)にし、
ベルボトムにカフタンのベルスリーブシャツを愛用していた。
髪はナチュラルになったが、私はこのスタイルが今でもいっとう好きである。
(こういう恰好は年寄りの方が似合うしね)

ryan.jpg 

どうでも良かったですか?すみません。
ドゥームサイケの存在を是非みなさんに知って欲しくて・・・・
陰鬱で重いだけじゃなく、陽気さ(狂ってるけど)もあるんですよ!
混沌の沼地に咲く穢れなき蓮の花、それがカシドラルです。

2011年3月26日

メタボリズム

今日も"TAROの塔"は面白かった。

我が第3グループは今週末土日含む5日間停電が無い。
停電が無いと仕事がはかどる。
しかし真夏にも計画停電ありとの噂で乗り切れるか心配である。
23区内など政治的なちからが明らかに働いている地域も
あるらしいと聞くが・・・

lolla3.jpg

実は最近、今度の巨大地震CD棚大崩壊のこともあり、本命でないものは
DL購入している。DL購入は失敗感も無くプレイヤーにそのまま突っ込めて
置き場所も要らんしでたいそう便利なものだと知った。そこで、この間DL購入した
のがストロークスの新譜である。(5ポンドほどと激安)

まあ軽い気持ちで聴いたのもあるだろうが、思いがけず相当気に入ってしまった。
ストロークスはファーストはまごうことなき傑作だと思うが、セカンドは何度聴いても
凡作としか云いようがなく、また更に、私はこの新譜がサードアルバムだと
思っていたらばなんと4枚目と云うではないか。これは何があったのかサードもDL
購入せねばなるまい。

4枚目とされるストロークスの新譜は、色々な趣があって楽しい。
シンガーメイン作のものが極端に少なくなったらしいがそれが関係しているのかも
知らん。ストロークスのイメージを決定づけたファーストのような古くささも
残し、且つ、良い時代のオルタナ臭がして、私は大好きです。90年代のバンドは
多少なりともオルタナ臭が漂っていて欲しいものです。

他、DL購入したのはREMの新譜である。もともと苦手なREMであるが、DL購入
ならば痛みは少なかろうと聴いてみたのだ。苦手感は薄れたが、やっぱり特に
好くものじゃないな~と再認識した。
そしてバクシーンズのフルファーストアルバムもDL購入だ。
さらっと聴けて軽く焼いたカルメ焼きみたいなアルバムだったよ。

ずっと聴きっぱなしなのは依然としてラヂヲ頭新譜"キング・オブ・リムズ"と
アーケイドファイアの"サバーブズ"だ。この2アルバムは醸し出す雰囲気など
対極とも云えそうな内容だが、私の人生にエッセンシャルな2要素である。

4月はフー・ファイターズ新譜、吉井新譜が楽しみである。
(これらはちゃんと現物購入します)

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