MORRISSEY LIVE IN JAPAN 2002/AUG.18/SUN. (SUMMER SONIC)

個人的な記録のために、絵日記風ライブレポートを記して置きたいと思います。拙サイトはJohnny Marrサイトですが、Morrisseyとそのバンドも大好きなので、ブートで彼らの映像を買い漁ったりしていました。今、夢のひとつでもあった実際のライブを観る事が出来、幸せな余韻に浸っています。嬉しさのみを綴った盲目的な体験記ですが、宜しかったらお付き合い下さい。

もりおバンドフォーメーション(パース抜き)

1. もりお&もりおバンドフォーメーション。ギャズ
がボズにすっかり隠れて良く見えない・・・・・・。

 

 

 

 

 

上図のようなフォーメーションでした。私はボズ側の三列目くらいにいたので、どうしても左からの絵が多くなっています。もりおのポッチャリしたお腹にも少々驚きました(以前morrissey-tour.comで観た全身合皮ピチピチスーツに比べたらどうって事ないです)が、ボズの豹変ぶりに最もたまげました。ヒゲを顔狭しと生やし、ポッチャリどころではなく、でっぷりしていました。(しかし、彼は大分前からそんな兆候が見られました。)もりおは白のフリルブラウスで黒いポッケ付きワークパンツみたいなズボンをお召しでした。アランは黒字に水玉ドットのシャツで、ギャズはシンプルに黒のTシャツ(ポロシャツ?)でした。で、ニューメンバーのディーン・バターワース氏なのですが、まだもりおバンドドラマーの座に決まっていなかったときの写真が長髪で、なんとなくダーティなイメージだったのですが、綺麗サッパリ短髪になっていました。時折、アランと笑みを交わしていました。

実はふくよかになっていたらしいアラン。

2. 髪型がちょっと変わっていたアラン。メインのギターはやはりGibson Les Paulでした
ね。
黒の。描きわすれましたが、以前と同様にビグスビーのトレモロユニットが付いて
ました。なにぶん、アランは
一番遠かったし全然ボズ側に来てくれなかったのでよう
解らんの
ですが、間違っていたらご指摘ください

 

 

 

 

 

 

もりおはまず、台風14号だなどと茶目一発目を披露し、なんと一曲目から”I Want The One I Can't Have ”でスミス曲でした。ぎゅうぎゅうのお客さんは、皆合唱だったと思います。こういうとき、必ず周りに音痴っぱずれなやつが居るのですが、今回は大丈夫でした。二曲目は”Suedehead”です。バンドの演奏なのですが、概ねどの曲も始終スローな感じでした。あれは、ワザとなのだろうか。もりおが、”ゆっくり頼むね”など事前に云っていたのだろうか。ライブにアグレッションやエキサイトメントの類は存在しませんでした。うん・・・以前の”白熱/熱血”的な色合いは、全くナリをひそめてしまっていたような。それらはライブ中には全く気にもなりませんでしたが。今回のツアーで目立つのがファーストアルバム”Viva Hate”からの曲の多さですが、私個人、このアルバムはなんとも云えない喪失感が満ちていて痛々しく、まったく出番が少なかったのですが、もりおバンドの演奏で聴ける事が出来てとても嬉しかったです。もりおは、いつだったかこのファーストアルバムを自らで失敗だったと云っていました。それを今、ようやくリメイクしたかったのかも知れません。

熊親父ボズ

3. ヒゲボーボーでっぷり貫禄ボズ。最初は、”ボズじゃない!!誰よ!
アンタ”
と、憤慨しましたが、良く観ると見まごう事無き彼でした・・・・。
赤いチェックのシャツに、緩慢な動作でした。ああ・・・あの軽やかな
スイングは
いづこへ・・・・・・・・。
(メインのギターはやっぱりグレッチです。)

 

 

 

 

3曲目の”Hairdresser On Fire”に続いて、新曲の”The First Of The Gang To Die”です。凄くかっこいい曲でした。新曲は全部で4曲ほどだったと思いますが、どれも素晴らしかったです。特に、8曲目”Mexico”は叙情感溢れる佳曲だし、13曲目”The World Is Full Of Crashing Bores”は今回演奏の新曲で一番のお気に入りです。緊張感があり、アルバムの最後に持ってきて欲しい感じの曲です。(新譜ラスト曲に100ワンダラマ賭けます。)5曲目に、大好きな”Jack The Ripper”。この曲を生で聴けるなんてなぁ・・・・。アランとボズを交互に凝視してました。6曲目”Late Night, Maudlin Street”も原曲そのままに美しかったです。”Sister I'm A Poet”と来て、またファーストから”Alsatian Cousin”です。”Viva Hate”を初めて聴いたとき、その一曲目からの圧倒的な”ジョニーの居なさ感”が哀しくて、涙が溢れて仕方なかった記憶があります。声が、スミス時代と同じだったからです。こうした私個人の”ファーストの哀しさ”を一掃して新しく素晴らしいものに生まれ変わらせてくれたもりおバンドにひたすら感動です。

控えめギャズ

4. やっぱり刺青が凄いギャズ。何度クビになってもちゃあんと戻ってくるギャズ。
(きっと、もりおが大好きなのね。)
彼は巨大化&野性化したボズにスッポリ隠れて見え憎いプラス、後ろに下がった
まんまで全然前に来てくれなかったです。
唯一、”Little Man, What Now?”(だったかな?)で綺麗にボズ、ギャズ、アランと
横並びになった時がありました。いや、立派な刺青!
(長袖か?といつも思いますよ。)

パフォーマンスモズ

5. マイクコードパフォーマンスも健在なもりお。びゅんびゅん振り回しておられました。派手なアクションの度に可愛い
ポチャッとしたお腹があらわになり、私を微笑ませました。

12曲目の”Everyday Is Like Sunday”では、ゆったりした演奏も相まって、ポカポカした日曜の陽だまりを想起しました。(実際は酷暑のクラウドですが)しかし、なんと云ってもライブの最初のクライマックスは14曲目の”Meat Is Murder”でした(クライマックスが14曲目ってのも遅いなぁ)。もりおは愉快な発言を沢山していました。特に、猛烈な勢いで”sushi, boooooo!”とサム・ダウンさせていました。のちに、スシ好きなファンの頭を悩ませたようです。この曲で、バターワースはドラを鳴らし、ボズは色々なエフェクターで効果音的なギターを鳴らしていました。

フリーズモズ   おまけ

6. ミート・イズ・マーダーでお客さんに背中を向けて固まるもりお。       7. 死んだ振りのもりお。

私は、どの曲もかなりデカい声でコーラスしたんですが、なかでも相当歌っちゃったのが15曲目の”Speedway”かも知れません。曲も素晴らしいですが、歌詞が兎に角好きです。チェーンソウのSEもドキドキしました。”November Spawned A Monster”もまったりと終わり、僅かなインターバルを置いて、バンド、そして黒いフリルシャツにお召し変えのもりおが登場。アンコールは、もうご存知のように”There Is A Light That Never Goes Out”です。最近では、ニール・フィンとのツアーでジョニーが演奏してニールが歌っているものを聴きましたが、これはまた全く別の曲になっていました。もりお自身が歌う”There Is A Light That Never Goes Out”のなんと切ないことか・・・。これも、まぁ云ってみれば”別の曲”には変わりないのですが。この曲は場内大合唱で、私も涙ぐんでしまいましたが、良く考えたら大合唱するような曲じゃないね・・・。

哀しげモズ

8. リフレインの部分を自分で歌わずにお客さんに歌わせ、何故か寂しそうに
お客さんたちを見下ろすもりお。日本での”So Quiet”な
反応に哀しくなって
しまったのだろうか。私も寂しくなりました。私達とエルヴィス・プレスリーに
感謝の意を表していました。

 

 

 

 

 


この曲を最後に、もりおは去り、もりおバンドは全員で私達に向かってお辞儀をしました。とても素敵で嬉しかった光景でした。もりおの歌声は、この世のものとは思えない程に美しかった・・・・・・。そういえば、新曲演奏の際に、”Strange reaction!”て云ってたなぁ。本当に”このお客さん達、ヘンな反応!”って感じで可愛かったなぁ。お花を持参している方々もかなりいらしたようです。ひちくちに、
”スミス/モリシーファン”と云っても、
様々な思いを抱えてこのライブに臨んでいたのでしょう。それだけは、ヒシヒシと伝わって来ました。雑多なファンが居るフェスティバルの性質上、どうしても盛り上がりに統一感が欠けるのは仕方無いのかも知れませんが、複雑な気持ちを常に抱いた日本のスミスファンの気質も影響しているのだな、と客観視することしきりです。

                                                   MAKIO2002/AUG.20

*****東京セットリスト*****
I Want The One I Can't Have
Suedehead
Hairdresser On Fire
The First Of The Gang To Die
Jack The Ripper
Late Night, Maudlin Street
I Like You
Mexico
Sister I'm A Poet
Alsatian Cousin
Little Man, What Now?
Everyday Is Like Sunday
The World Is Full Of Crashing Bores
Meat Is Murder
Speedway
November Spawned A Monster
*******Encore*******
There Is A Light That Never Goes Out

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